第二六町園~めろん組・カマキリとのお別れ~
めろん組で育てていたカマキリが残念ながら死んでしまいました。そのこと伝えるのはとてもつらかったのですが、クラスのみんなにお話ししました。
すると、とてもさみしい表情でみんなが会話を始めました。
「さよならするのさみしいよー」「もしかしたら、まだ動くかもよ」
「死んじゃったらもう動かないんだよー」「たくさん虫あげたのに・・・なんで死んじゃったんだろう・・・」「生き返るかもしれないからまだそのままにしようよ」
など、自分たちの可愛がっていたカマキリの事を考えながら会話をしたり、泣いている子もいて、その様子がとても印象的でした。
カマキリが死んでしまったら寂しいけれどもう動かないし、すぐには生き返られないことを話をすると「そうなの・・・・?!」と驚く子がいたのも事実です。
カマキリが元気がない時から、もし死んでしまったらみんなでお墓を作ると話していたので、早速取り組みました。
「カマキリにいつでも会えるように、カマキリが寂しくないようにしたい!」という声が上がり、園庭に作る事になりました。
ていねいに一人ずつ土を掘っていきます。
土を掘ったあと、カマキリを手にのせてお別れをしていました。
「げんきでね。」「虫捕まえてきてあげるからね。」「ひまわりのそばだからさみしくないよ。」「虫の友達たくさん連れて来てね。」など自分の想いをカマキリに伝えていました。
みんなに踏まれないようにしたい!寂しくないようにしたい!という子ども達のあふれる言葉に私達も胸にじんと来るものがありました。
飼育を通して子ども達から心を動かされる中で、生命の不思議さや尊さに気づき、身近な動植物への接し方を考え、命あるものとしていたわり大切にする気持ちを持って関われるようになったと感じています。