第二六町園★給食室より「11月絵本食育」
こんにちは!
今回は、11月に行った絵本食育の様子をご紹介します。
11月【もっともっとおおきなおなべ】
寒くなってきた今日この頃にぴったりな、シチューが登場する絵本です。
給食室では、朝からホワイトソース作りにとりかかり
焦がさないようじっくりコトコト、丁寧に時間をかけて煮込みました。
おおきなおなべにたくさん作り、これで給食の準備は万端です!
提供時、職員が絵本に登場する森のどうぶつになりきって
ストーリー仕立ての劇を行いました!
絵本のあらすじを紹介します。
『ねずみくんが小さなおなべでシチューを作っているところからお話は始まります。味見をしながら塩を足し、水を足し…繰り返していくうちに小さなおなべはたちまちいっぱいに。もっとおおきなおなべを借りに行こう!と森へ出かけていきます。りすさん→うさぎさん→やぎさんの順にどんどんおおきなおなべを借りますが、具を足しているうちにおなべはいっぱいに。最後にくまさんのおおきなおなべを借り、やっとシチューが出来上がります。おおきなおなべに入ったシチューを、森のみんなで仲良く食べました。おしまい。』
各クラスの担任がこの日の食育活動に合わせ、絵本を繰り返し読みました。
登場するどうぶつの順番も、子どもたちはしっかり覚えていました!
「わたしの持ってきたこのお鍋で、みんなのお給食のシチューは作れるかな?」
どうぶつたちと同じお面をつけた先生からの問いかけに対して
みんな楽しそうに
「そのおなべじゃまだ小さいよ!!」
「みんなの分は入らな~い!!」
と元気よく答えていました。
「まだ小さいね!じゃあ、もっともっとおおきなおなべを借りてこよう!」
とやぎさんは言い、最後に・・・
くまさんのお面をつけた職員が登場し
「みんなが毎日食べているお給食は、こんなにおおきなおなべで作っているんだよ!」
と第二六町園の給食室にある一番大きいおなべをみんなに見てもらいました。
そのおおきなおなべには朝からじっくり丁寧に作り上げたシチューが入っています。
「さあ、シチューを配りますよ~」
と子どもたちに声をかけると、みんなおしゃべりせず、かっこよく待っていました!
配膳し終え、みんなで「いただきま~す!!」
シチューを完食するおともだちがたくさんいて、大変だったホワイトソース作りの苦労も報われました^^
第二六町園では、SDGsの1つの目標である『飢餓を0に』へ貢献するため
残食量を計量し、少しでも食品ロスを減らせるよう取り組んでいます。
今回の食育活動はサイクルメニュー(2週間ごとに同じメニューを繰り返す献立のこと)の2回目に行いました。
1サイクル目のときの残食量が511gだったのに対し
食育活動を行った2サイクル目の残食量はなんと264g!!
約半分に減りました^^ 素晴らしいですね!
担任からも、「1サイクル目ではひとくち食べて残してしまった子も、今日はきれいに完食していてびっくりしました!」と嬉しい報告がありました。
今回の結果を職員で共有し、食育活動を行う大切さを再確認しました。
厚生労働省の『楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~』では、子どもたちが食育を通じて、以下のように育っていくことを期待しています。
① お腹がすくリズムのもてる子ども
② 食べたいもの、好きなものが増える子ども
③ 一緒に食べたい人がいる子ども
④ 食事づくり、準備にかかわる子ども
⑤ 食べものを話題にする子ども
第二六町園では、今後も毎月年齢に合った食育活動と、日々の給食の中でも積極的に声掛けを行い、指針の理想像を目指して活動を行っていきます。
12月は【ねむりひめ】です。
では、次回の絵本食育もおたのしみに!